端午の節句
- 2020年04月19日
- 室礼
『五月人形』
桧兜とは総桧で作られる古式ゆかしい飾り兜で
端午の節句に飾られました。主に天皇家や上級公家の依頼により
有職御木具師が御用を賜り作成した事がはじまりとなりました。
『軒菖蒲』
古くは、菖蒲の節句とも呼ばれ、古代中国では5月初めの午の日は、
多くの災厄を祓う風習がありました。
その際、重用されたのが、仙草・薬草とされた香気の強い菖蒲。
日本に伝来してからも宮中行事や暮らしに根付いていました。
節句の時期に菖蒲・蓬を束にし、健康を守り、邪気を払う薬草と信じられ、
玄関の軒に吊るすようになりました。